「アソヒカゲスミレ」は、スミレ科スミレ属の多年草です。
「ヒカゲスミレ(日陰菫)」の変種で、九州の阿蘇山や、本州に分布し、低山地の半日陰に生育します。
花は白く、紫の筋が入り、花期は4月です。
今回は、「アソヒカゲスミレ」の花言葉について解説します。
「アソヒカゲスミレ」の花言葉
「小さな幸せ」「誠実」「熱愛」です。
「ヒカゲスミレ」の花言葉と一部重複します。
いずれも良い言葉で、贈り物にも自分のために飾るのにも向きます。
但し、絶滅危惧種のため、野性個体は見に行くだけにしましょう。
栽培されている品種や、画像なら贈られます。
「小さな幸せ」
小さく可愛らしい花の姿から、理解しやすい花言葉で、スミレ属に共通しています。
日々に幸せを感じる事は何でしょうか。
特にない、と思った時には、思い返してみましょう。
通勤列車から見た風景の変化でも、勤務中ひと息ついた時のコーヒーの香りでも、疲れ果てて布団に入った時の心地よさでも構いません。
案外、どこかにはあるものです。
本当に何も見つからず、暗澹たる有様という場合は、どちらかというと、心の側が疲弊しきっている可能性があるため、まず、ゆっくり休んだ方が良いでしょう。
食卓に飾り、日々のちょっとした幸せを思い返すのに向きます。
一方、お祝いなどの大きな幸せの贈り物には不足です。
もちろん、相手が好きな花という事なら、問題ありません。
花言葉よりも、まずは気持ちです。
「誠実」
見る人も少ない山の日陰でも、怠ることなく咲く姿から付いた花言葉です。
有言実行が「誠実」の分かりやすい振る舞いですが、嘘のない行動する事ばかりが「誠実」の証明ではありません。
相手が期待するものを察し、それより僅かに良い状態である事が、「誠実」の本質的な振る舞いです。
どんなに嘘がなくても、相手の意図が読み取れないのでは、単に傍若無人にしかなりません。
「誠実」さがあり、信頼出来る人へ好意を伝えるメッセージになります。
一方、不誠実な人に対しては当然意味が合いません。
そもそもそういう人には何を贈る事もなく、距離を取るべきでしょう。
「熱愛」
「ヒカゲスミレ」には「愛」という花言葉が付きますが、「アソヒカゲスミレ」は「熱愛」です。
熊本県を「火の国」と呼ばせるのは、阿蘇山の噴火です。
この灼熱のマグマのイメージが「熱愛」の由来になります。
情熱的に愛情を注いでくれる人へ贈るのに向きます。
一方、自分の愛情を伝える意味で、相手に贈っても良いでしょう。
いずれの場合も、恋人向きです。
まとめ
「アソヒカゲスミレ」は、スミレ科スミレ属の多年草です。
花言葉は、「小さな幸せ」「誠実」「熱愛」です。
良い意味の言葉が揃い、贈り物にも自分の為に飾るにも向きます。
生活の中の幸せに気付かせてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。