赤い果実が美しい「アセロラ」は、キントラノオ科ヒイラギトラノオ属の常緑樹です。
中央アメリカ、南アメリカ、西インド諸島原産で、改良品種が果樹として栽培されています。
花は淡い紅色の、端がやや縮れた花弁を5枚つけます。
花期は春から秋です。
年3、4回咲き、1ヶ月後ぐらいに、サクランボのような果実が付きます。
甘酸っぱくビタミンC豊富ですが、水分が多く日持ちしないため、生の果実はあまり流通していません。
今回は、「アセロラ」の花言葉について解説します。
「アセロラ」の花言葉
「愛の芽生え」「健康増進」「永遠の幸せ」といいます。
いずれも大変良い意味で、贈り物に向きます。
「愛の芽生え」
「アセロラ」の花弁をハートに喩えた花言葉です。
形よりも色の方がハートや愛をイメージしやすいでしょう。
他に果実の味から、若い頃の甘酸っぱい恋のイメージにもなります。
愛が芽生えるのがいつかというのは、難しい問いでしょう。
ひと目会った時に咲くのは恋の花ですが、その後付き合い始め、単にドキドキする恋から、深い愛に切り替わっていく、その区切りははっきりしません。
であるなら、恋の始まりが愛の始まり、であながち間違いでもありません。
恋の告白へ添えるのに向く花言葉です。
「健康増進」
ビタミンCが多い果実として「アセロラ」が知られている事から付いた花言葉です。
ビタミンCさえ採っていれば健康という事はありませんが、体内で生成されず、加熱に弱い事から、健康に関する意識がないと、欠乏する可能性があるのは確かです。
健康増進のためには、今病気がない事の他に、予防のための基礎的な体力も重要です。
余力をどれだけ積んでおけるかが、高齢になった時に響いてきます。
「好きなものを食べて太く短くで良い」という人もいるでしょうが、思った通り短く終わってはくれないものです。
健康でいて欲しい家族などへ贈るのに向く花言葉です。
「永遠の幸せ」
「アセロラ」が複数花を咲かせる事や、「愛の芽生え」で結ばれた相手と「健康増進」で長く幸せに過ごすイメージから付いた花言葉です。
幸せも不幸もいつかは終わりますが、スイッチが切り替わるようなものでもありません。
人生に起きるイベントは1つではないのです。
方向性の違う幸せな事と不幸な事が同時に起こる事に何の不思議もありません。
そんな中で、「これは大切だ」と思う事が守り続けられているなら、それは幸せが続いていると思って良いでしょう。
今後の人生で、幸せが途切れないよう、子供へ贈るのに向く花言葉です。
「共に幸せになろう」という意味で、結婚式のドリンクに、「アセロラ」のカクテルを使うのも良いでしょう。
まとめ
「アセロラ」は、加工品で見かける事が主な果実です。
花言葉を知れば、植物としての姿にも興味が向き、より好ましく感じられるでしょう。
植物との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。