アシダンセラという花をご存じでしょうか。
アシダンセラ、もしくはニオイグラジオラスとも呼ばれるこの植物はエチオピア原産でアヤメ科グラジオラス属の球根植物です。
成長すると1m近い高さになることもあり、花経も10cmほどに達する存在感のある花です。
今回はそんなアシダンセラの花言葉について詳しく見ていきましょう。
「アシダンセラ」の名前の由来
アシダンセラとはとても変わった響きを持つ名前ですが、これはギリシャ語の『Acidanthera』から来ており「鋭い葯」を意味しています。
名前のとおり、尖った葯(雄蕊の先端部分)と花弁とを持っている花を咲かせます。
またニオイグラジオラスはよい香りを放つことから付けられました。
「アシダンセラ」の花言葉
「アシダンセラ」の花言葉について見ていきましょう。
「純粋な愛」
そんなアシダンセラの花言葉は「純粋な愛」です。
純白の花弁を凛と広げて咲く可憐な花の美しさから付けられました。
同種のグラジオラスより清楚な姿をしており、香りもよいので穏やかでしとやかな恋人へのプレゼントに最適な花です。
「豊かな気品」
アシダンセラのもうひとつの花言葉は「豊かな気品」です。
星型の美しい花を持ち、すらりとした立ち姿にほのかな香りをまとうアシダンセラは、まさにあふれんばかりの気品を湛えています。
香りもそれほど強くないので、落ち着いた食事会や、尊敬する人をお招きするときなどに活けておくと、場に上品な華やぎをもたらしてくれます。
「アシダンセラ」の花色
アシダンセラの開花時期は7月から8月ころまでとなります。
花色は乳白色から純白で、花の中心に紫がかった茶褐色が入っています。
夏の暑い時期に涼しげな大輪の花を咲かせてくれるのが嬉しいですね。
涼を感じる夏の贈り物としてもぴったりな花です。
「アシダンセラ」の豆知識
アシダンテラはとても繊細な花です。
園芸家の中には「この花を切る時は必ず鋏を消毒する」と決めている方もいるほど。
休眠している球根の状態でも15度以上の温度が保てないと弱ってしまい、またあまり強すぎる日光も苦手です。
育てるのに注意と根気がいる植物ですが、その分花を咲かせてくれたときの喜びはひとしおです。
まとめ
アシダンセラはひとつの茎に2~4輪の花を咲かせてくれますので、1本でも十分に見栄えがする花です。
真夏の暑さを忘れさせてくれるアシダンセラの花をお手元に置いてみてはいかがでしょうか。