「シモツケソウ」という花をご存じですか。
日本原産のバラ科シモツケソウ属の多年草で、夏期に小さな愛らしい花を固まって咲かせます。
「アカバナシモツケソウ」は「シモツケソウ」の高山型変種で、高山帯の草原でピンク色の愛らしい花を咲かせます。
今回はそんな「アカバナシモツケソウ」の花言葉をご紹介します。
「アカバナシモツケソウ」の花言葉「控えめな可愛さ」
「アカバナシモツケソウ」の花言葉は「シモツケソウ」と同様のものが使用できます。
ひとつめは「控えめな可愛さ」で、これは雄しべが付きだすような形の小さな花を10〜30輪ほど密集してつけるため、ふわふわと霞むような印象を与えるところから付きました。
中部地方の山地や高原でよく群生して咲くため、その可憐な姿は夏山の登山者の目を楽しませてくれています。
「アカバナシモツケソウ」の花言葉「純情」
「アカバナシモツケソウ」の花言葉ふたつめは「純情」です。
小さく優しい花が恥じらうように集まって咲くようすから「純情」という花言葉が与えられました。
よく群落を作るので遠くから見るとひとつの大きな花のように見えますが、近付いてよく見るとひとつひとつの花がいじらしく花を咲かせていることが分かります。
そんな「アカバナシモツケソウ」の花は見るだけで心を純粋にしてくれる効果がありそうです。
「アカバナシモツケソウ」の花言葉「穏やか」
「アカバナシモツケソウ」の花言葉にはもうひとつ「穏やか」というものがあります。
これは「アカバナシモツケソウ」の心和むピンクの花の姿から付けられました。
ですが、意外にも「シモツケソウ」の種類は茎に棘を持っていますので、近づきすぎて刺されないようくれぐれもご注意ください。
「シモツケソウ」の豆知識
「シモツケソウ」とよく似た木の「シモツケ」は、好む環境も似ているため隣りあって咲いていることもあり、混合されやすい植物です。
違いは「シモツケソウ」は草花に分類されており、葉がカエデのように分かれていて、花の咲き方に高さがあります。
比べて「シモツケ」は樹木に分類され葉は涙滴型に近く、花は水平に広がって咲きます。
名前もよく似た「シモツケソウ」と「シモツケ」、見かけたら上記の特徴で見分けてみてください。
まとめ
「アカバナシモツケソウ」を含む「シモツケソウ」は現在西日本の多くで絶滅危惧種に指定されています。
山野で見かけても採取は控え、そっとその愛らしい花を見守ってあげてください。