花のような葉が美しい「アエオニウム」は、ベンケイソウ科「アエオニウム」属の多肉植物の総称です。
アフリカ西のカナリア諸島からアラビア半島にかけて分布し、園芸品種が多数作られています。
花は白、黄色、ピンクですが、基本的に葉を楽しむ植物です。
今回は、「アエオニウム」の花言葉について解説します。
「アエオニウム」の花言葉
「永遠」「良い予感」「先取り」といいます。
いずれも良い意味で、未来の幸せを願う贈り物に向きます。
「永遠」
「アエオニウム」が多肉質で丈夫なところから付いた花言葉です。
「アエオニウム」は学名をそのまま名前として呼んだものですが、語源も「aeon(永遠)」です。
永久は人間のイメージの範囲ですが、永遠は人知を越えた遠いニュアンスになります。
厳密に考えると永遠のものはありませんが、永遠に続きそうなものなら想像出来るでしょう。
形のあるものよりはないもの。
語り継がれるものや、歌い継がれるもの、不変の自然法則など様々です。
永遠の愛を誓うプロポーズへ添えるのに向きます。
恋人に贈ると、このまま関係が進展しない意味になるため向きません。
「良い予感」
「アエオニウム」は、バラのようなロゼット状に葉が付きますが、その後茎が伸びて枝先の花のように葉が残ります。
この興味深い姿になる流れをイメージした花言葉です。
良い予感は心躍るものです。
むしろ、本当に良い事が起きた時よりも気分が高まるものです。
クリスマスプレゼントに何が貰えるのか、今晩の食事は何か、くじ引きできっと良いものが当たるに違いない。
子供の頃は、日々期待に溢れていました。
ところが大人になるにつれ、悪い予感が増えます。
その方が確かに、失敗してもダメージは減り、対処の為の腰も軽くなります。
一方、喜ぶ準備はないため、意外な結果に驚くうちにピークは過ぎてしまうのです。
全ては無理としても、何か1つ2つについて、楽観的で良い予感を持つのが丁度良いスタンスでしょう。
親しい人へ、今後が良くなって欲しいという願いをこめて贈るのに向きます。
「先取り」
こちらも「良い予感」と由来が同じ花言葉です。
「先んずれば人を制す」といいますが、前のめりの行動は、実行力に繋がります。
待ち構える事で得られるものもありますが、良いものに巡り会える機会はずっと減ります。
「残り物には福がある」とは言いつつも、売り切れた空のワゴンには流石に何もないのです。
流行に敏感な人へ贈り褒めるのに向きます。
まとめ
「アエオニウム」は葉の美しい植物です。
花言葉を知れば、その場だけでなく、変化を愉しむ気持ちも生まれるでしょう。
植物との付き合い方も教えてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。