「アイズシモツケ」は、バラ科シモツケ属の落葉樹です。
漢字で「会津下野」と書くため「アイヅシモツケ」ともいいます。
海外では東アジア、シベリア、国内では中部地方以北と熊本県に分布します。
花は直径1cm程、花弁5枚で雄しべは長く、花色は白です。
小さな塊を作って複数咲き、花期は5月から6月です。
今回は、「アイズシモツケ」の花言葉について解説します。
「アイズシモツケ」の花言葉
「整然とした愛」「儚さ」「自由気まま」「努力」といいます。
同属の「シモツケ」の花言葉と一部共通します。
中国由来の花言葉については、会津の名が付き、より日本的になった事から省かれています。
「整然とした愛」
アイヅシモツケの花は、小花が多数咲きながら、1つの花のようなまとまりを見せる事から付いた花言葉です。
愛が整然としているというと「複数の人を整理して要領よく愛する」とも解釈出来ますが、ここでは「迷いやごまかしがない、真っ直ぐな愛情」と考えるべきでしょう。
愛情は時に乱れ不格好になるのが本物と考えがちですが、それは恋の段階の話です。
大きな愛情表現は、それを60年続けられるかと言えば、無理が出ます。
一方、目先の大きさにこだわらず、安定した愛情を絶え間なく注ぎ続ければ、その総量は遥かに大きくなるでしょう。
熱烈ではないけれど、愛情深く接してくれる配偶者へ贈るのに向きます。
「儚さ」
「アイズシモツケ」の花は、雄しべが目立ち、輪郭が曖昧な様子から付いた花言葉です。
儚いものは美しさがあります。
消えるからこそ美しいというのは、全てには当てはまりません。
醜いものは、消える時もそこそこ醜いものです。
儚さの美しさは、光が通る水や宝石、壊れやすい繊細な細工、そういった印象と通じるものです。
儚げで美しい恋人への贈り物に向きます。
尚、「儚くなる」と言ってしまうと、意味が違うので気を付けましょう。
そのイメージもあるため、お見舞いにもいけません。
「自由気まま」
多数の小花の雄しべが延び、あちこち向いているようなイメージから付いた花言葉です。
「整然とした愛」と真っ向からぶつかる花言葉ですが、個々が自由にしていながら、引いた視点では整った花になっているという事です。
組織運営に大事な事で、「自分は自由にやっているだけで、管理者は何もしていない」というのが、1番組織が上手く進んでいる状態と言えます。
自由気ままに振る舞い、それでいて誰かに嫌な思いをさせる事もない、親しい人へ贈るのに向きます。
「努力」
小花が集まり1つの美しい花序(花の配列)を作り上げる事から付いた花言葉です。
自由気ままな小花を集め、形にした樹の側の努力と言えます。
努力は何事にも必要で、結果に繋がるものです。
頑張ったのに負け、「無駄な努力だった」と考えるのは誤りです。
他人との勝敗で努力を評価するのは、自分の車の速度を、隣り車線の車を見て判断するようなものです。
努力は、動かないもの、つまり自分の前のパフォーマンスと比較しなければ意味がありません。
「努力は無駄」という思考が浮かぶ時は、何かしら努力したくない気持ちが出ているだけと理解しましょう。
何かに努力する時、スマホの待ち受けにして、気持ちが弛んでいないか都度意識すると良いでしょう。
まとめ
「アイズシモツケ」は、美しい花です。
花言葉を知れば、より好ましく感じられるでしょう。
花を鮮やかに見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。