「ほのか」とは、わずかに感じられる様子を表します。
「ほのかな喜び」という花言葉の花は、一緒にいると、心をふんわり温めてくれるような、穏やかな友情が感じられる人へ贈るのに向きます。
一方、恋人とのデートや、配偶者の誕生日などに贈るには、物足りない言葉です。
もう少し切実に喜んでいる意味の花も、合わせた方が良いでしょう。
「ほのかな喜び」の花言葉を持つ花
「ほのかな喜び」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「スイートピー」
マメ科レンリソウ属のカラフルな花です。
淡く上品な色をした花が多く、花弁も波打ち柔らかな印象です。
これから生命溢れる季節になるという春の喜びと、花の繊細で控え目な様子から、「ほのかな喜び」という花言葉が付きます。
他の花言葉は「繊細な喜び」「微妙な楽しみ」「デリケートな青春の喜び」「私を覚えていて」「門出」「永遠の喜び」「至福の喜び」「さようなら」「偽りの謙遜」などです。
卒業式の時、特別な関わりのなかったクラスメイト達に贈るのに向きます。
大した関係ではないように感じるかも知れませんが、こういう緩い紐帯は、人生の可能性を広げます。
「ほのかな喜び」と似た意味の花言葉を持つ花
「ほのかな喜び」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「黄色いスミレ」
スミレ科スミレ属の小さく可愛らしい花です。
「スミレ」は、「すみれ色」とも言うように、紫色のイメージが強い花ですが、多くの品種を含む属で、「キスミレ」など黄色い品種も複数あります。
黄色は英語圏では太陽の色とされます。
日当たりの良い場所で可愛らしい花が咲くイメージから付いた花言葉が、「田園の幸福」「牧歌的な喜び」です。
そういった純朴な暮らしからイメージされた花言葉が、「ほのかな喜び」に近い「慎ましい喜び」です。
親の代からサラリーマン生活しか知らず、「定年退職したら田舎で暮らしたい」と言っているような友人には向きます。
「マツヨイグサ(待宵草)」
アカバナ科マツヨイグサ属の黄色い花です。
「待宵」の名の通り、宵、つまり日暮れ後を待つように咲き、夜明けにはしぼみます。
しぼむまでに花色は赤みがかった色に変わります。
このほのかに赤く染まる様子から付いた花言葉が、「ほのかな恋」です。
恋は辛い展開になる事もありますが、意識し始めた頃は、僅かに高鳴る胸は心地よく、喜ばしいもので「ほのかな喜び」と近い感情になります。
他の花言葉は「静かな恋」「温和」「移り気」「浴後の美人」「協調」「魔法」などです。
まとめ
「ほのかな喜び」という花言葉を持つ花は「スイートピー」です。
似た意味の花言葉を持つ花として「黄色いスミレ」「マツヨイグサ」があります。
強い感情が伴う恋人などには物足りませんが、穏やかな気持ちで過ごせる友人へ贈るには、向いています。
