「ひとりぼっち」という花言葉の花は、SNSアイコンなどに使ったり、恋人へ贈り、寂しさをアピールするのに使えます。
他人に伝える以上「かまって欲しい」というニュアンスが伴います。
そういう気持ちを一切含まず、自分の生き方を表すものとして、部屋へ飾っても意味が合います。
一方、独身者への揶揄として贈るという使い方も考えられますが、20年ほど昔のセンスです。
「ひとりぼっち」の花言葉を持つ花
「ひとりぼっち」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「キツネノボタン(狐の牡丹)」
キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草です。
光沢のある黄色い花弁5枚の花を咲かせ、その後、トゲだらけの玉のように集まった果実を付けます。
花が枝分かれした茎先に1つずつ咲く様子から「ひとりぼっち」という花言葉が付きます。
有毒の性質で、人から距離を取られるという意味でもあります。
他の花言葉は「恵まれた生活」「騙し討ち」「嘘をつくなら上手に騙して」です。
創作で、寂しい独身者を装いながら相手を誘惑し、大金をせしめる詐欺師キャラクタなどのイメージに使えます。
「ひとりぼっち」と似た意味の花言葉を持つ花
「ひとりぼっち」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「ノイバラ(野茨)」
バラ科バラ属の原種の「バラ」です。
「ノバラ(野薔薇)」とも呼びます。
花は白い花弁5枚です。
トゲが鋭く、「ノイバラ」が繁る藪にはとても踏み入れない事から「孤独」という花言葉が付きます。
他の花言葉は、「厳しさ」「痛手からの回復」「無意識の美」「素朴な可愛らしさ」「素朴な愛」「優しい心」「才能」「詩」です。
同じようにトゲを生やす「エリカ」にも、「孤独」という花言葉は付いています。
「コケ(苔)」にも付きますが、こちらは静かな場所のイメージです。
「トラフユリ(チグリジア)」
アヤメ科トラユリ属の多年草です。
花は内側3枚の花弁が小さく外側3枚が大きいため、三角または「三菱」マークのように見えます。
花色は白から赤、赤から黄色で、中央部分に濃紫色の斑が入り、これが「トラ」の由来になっています。
尚、「タイガーリリー」というと「オニユリ」で、全く別種です。
虎の孤高なイメージと、花が精緻で人目を惹く様子から「私を愛して」「私を助けて」という言葉が付きます。
「ひとりぼっち」を相手に伝えるのは、大抵かまって欲しい時なので、親しい人へ贈る時は同じような意味と言えるでしょう。
他の花言葉は「誇らしく思う」「鮮やかな場面」です。
まとめ
「ひとりぼっち」という花言葉を持つ花は「キツネノボタン」です。
似た意味の花言葉を持つ花は「ノバラ」「エリカ」「コケ」「トラフユリ」などがあります。
解釈が必要な言葉なので、察してくれない相手には直接的な言葉も足しましょう。