「しばしの慰め」という花言葉の花は、大きな心配ごとや悲しみを抱える人へ、一時的でも楽しみ癒されて欲しい、と思いやる気持ちを伝えるメッセージになります。
一時しのぎの意味なので、「相手の悩みが解消した」という知らせと一緒に贈ると意味が合いませんが、嫌がられる事はないでしょう。
花言葉の他に、姿や香りなどでも癒される花を選べば、より気持ちのこもった贈り物になります。
「しばしの慰め」の花言葉を持つ花
「しばしの慰め」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「ミヤコワスレ(都忘れ)」
キク科ミヤマヨメナ属の多年草です。
花は白、ピンク、青です。
昔、島流しになった「順徳上皇」が、辛い暮らしの慰めにしようと、島で見かけた花を、都で見た花になぞらえ「ミヤコワスレ」と呼んだ事が名前の由来になっています。
「しばしの慰め」という花言葉も同じ由来です。
他の花言葉は「しばしの憩い」「しばしの別れ」「別れ」「別離」「また会う日まで」「強い意志」「穏やかさ」「短い恋」です。
別れゆく親しい人へ贈り、再会を誓うのに向きます。
「しばしの慰め」と似た意味の花言葉を持つ花
「しばしの慰め」に似た意味の花言葉を持つ花は、多数見られます。
「サフラン」
パエリアの黄色の決め手になる「サフラン」は、アヤメ科クロッカス属の多年草です。
花は空を向いた深めなカップ型で、赤い雌しべがはみ出ます。
この雌しべを摘み取って乾燥させたものが、スパイスの「サフラン」です。
単なる香りや色づけだけでなく、薬用としても利用され、かつては悪酔いを防ぐともいわれたことから「歓楽」「楽しみ」という花言葉が付きます。
「しばしの慰め」の1つは、気の紛れる「楽しみ」なので、近い花言葉と言えるでしょう。
他の花言葉は「陽気」「喜び」「愉快」「歓喜」「残された楽しみ」「濫用するな」「節度ある態度」「過度の警戒」「過度を慎め」「控えめな美」などです。
落ち込む人へ、熱中出来そうな遊び道具と一緒に贈ると意味が合います。
他に「デルフィニウム」にも「楽しみ」という花言葉は付いています。
「緑のカーネーション」
ナデシコ科ナデシコ属の緑花品種です。
森の緑が人を落ち着かせてくれる、とのイメージから「癒し」という花言葉が付きます。
他の花言葉は「大切な人」「純粋な愛情」「最高の日」です。
相手を気遣う気持ちとして、一緒に伝えても良いでしょう。
「癒し」という花言葉は、他に「深紅のゼラニウム」にも付いています。
これ以外にも「慰め」「思いやり」など、「しばしの慰め」と近い花言葉を持つ花は様々です。
まとめ
「しばしの慰め」という花言葉を持つ花は「ミヤコワスレ」です。
似た意味の花言葉を持つ花は「サフラン」「デルフィニウム」「緑のカーネーション」「深紅のゼラニウム」他多数です。
選択の幅は広いため、相手の気持ちが和らぐような花が選べれば一層良い贈り物になるでしょう。