「オゼミズギク」はキク科オグルマ属の花です。
名前の通り主に尾瀬に生えていますが、キクというよりはタンポポに近い黄色い花を咲かせます。
開花期は6〜9月(主に8月)で、サイズは15〜25cmほど。
またミズギクの変種でもあり、ミズギクよりも葉の裏の腺点(粘液や匂いを出すもの)が多いという違いがありますが、普通に見る分には違いは少なく見分けるのは困難でしょう。
「オゼミズギク」の花言葉
「オゼミズギク」の花言葉は「勤勉」です。
しかしこのような花言葉が与えられた理由については、何も分かっていません。
ちなみにミズギクの花言葉は「愛らしい」「忘却」などであるため、少なくともミズギクに由来するものではないといえます。
それはさておき、「勤勉」はポジティブな言葉であるうえ、勤勉さは日本社会ではとても評価されやすいものです。
よって花言葉のことだけ考えるなら、学校や職場といった勤勉さを発揮すべき場所などにぴったりといえるでしょう。
なお「オゼミズギク」の入手性は良いといえるものではなく、一部の山野草専門店にてまれに並ぶことがある程度というくらいのもの。
一般的なギフトにしたり、気軽に庭などに植えたりということは困難といえます。
基本的には、野にあるものを愛でるべき花であるといえるでしょう。
「オゼミズギク」の豆知識
「オゼミズギク」は尾瀬にのみ生えているというわけではなく、東北地方の冷涼な湿原などでも見ることができます。
また野生の個体数はあまり多いといえるものではなく、富山県と長野県では絶滅危惧Ⅰ類に指定されているそうです。
日当たりと風通しの良い場所を好みますが、自生地から想像できる通り水を多く必要とするため、もし育てることがあれば水切れにはご注意を。
とはいえ過湿には強いとはいえないですし、平地の暑さも大きなストレスになりますが、山野草の中では育てやすい方だといわれることが多いようです。
まとめ
「オゼミズギク」の花言葉は「勤勉」です。
その由来は不明ですが、花言葉自体は使いやすいものだといえるでしょう。
また「オゼミズギク」は主に尾瀬に生える、タンポポに似た黄色い花です。
開花期は主に8月であり、見た目はミズギクと非常に似ています。