「オグラコウホネ(巨椋河骨)」は、スイレン科コウホネ属の多年草です。
日本固有種で、西日本に分布し、河川や池などに生育し、京都の「巨椋池(おぐらいけ)」で見出された事が名前の由来です。
葉は水中にあるか水面に浮かんでいる状態で、水位が下がっても「コウホネ」のように葉を立てる事はできません。
花は水上に突き出た花茎の先に咲き、花色は黄色です。
今回は、「オグラコウホネ」の花言葉について解説します。
「オグラコウホネ」の花言葉
「秘められた愛情」「その恋は危険」「気まま」です。
「コウホネ」と一部重複します。
意味深な言葉が混じる為、贈る時は意図を明らかにしましょう。
絶滅危惧種のため、野生個体を採取してはいけません。
「秘められた愛情」
「コウホネ」と共通する花言葉です。
「コウホネ」の名は、水底の泥中に白く太い地下茎が延び、骨が埋まっているように見える事が由来です。
そんな不穏は由来がありながら、咲く花は黄色く明るい事も、愛情を隠しているイメージに繋がります。
秘めていても、自然に伝わる愛情はあります。
ですが、「言わなくても伝わるだろう」と考えていると、案外伝わらないものです。
仮に伝わっていても、相手も「言わなくても」と思っていれば、あなたの側で気付けません。
心に引っかかった時点で、素直に伝える事が重要です。
この花言葉は、さりげない愛情を向けてくれる人へ贈り、好意を伝えるのに向きます。
「その恋は危険」
可愛らしい花を咲かせながら、根元に骨を隠しているというイメージから付いた花言葉です。
つまり、酷い目に遭った前の恋人の暗喩です。
恋が危険かそうではないかは、見極めは難しいでしょう。
自分にしてみれば「恋は盲目」で見分けが付きません。
相手も、意図して恋人を不幸にしたとも限らないのです。
こういう場合、周囲に何か聞いても、逆に気持ちが固くなってしまうだけでしょう。
感情が素直なうちに付き合い始めた方が、その後のフットワークも軽くなります。
誰かに贈るには向きませんが、創作で遊び人キャラのイメージや、そのミスリードなどにはホイでしょう。
「気まま」
「オグラコウホネ」の葉が、「コウホネ」のように水上から茎を立てて頑張って持ち上がらず、水面にのんびり浮かんでいるように見える事から付いた花言葉です。
「気まま」に過ごしているように見える人も、どこかしら頑張っているものです。
誰かを羨ましいと思う時は、それ以外の部分も見ないと同じようにはなれないものです。
まとめ
「オグラコウホネ」は、スイレン科コウホネ属の多年草です。
花言葉は「秘められた愛情」「その恋は危険」「気まま」です。
生き方の指針にもなる、花言葉を是非参考にして下さい。